icタグの機能と利用法について
私たちはいろんなものを操作する時に、遠隔で利用できれば大変便利と感じます。
その最も身近な例がテレビなどのリモコンです。
テレビリモコンの場合には、リモコンから出た赤外線がテレビの受信機で受けられ動作を行います。
リモコンはどこにでも持って行けますので大変便利です。
このリモコンの場合には赤外線を利用するのですが、より大掛かりな利用法として電波を使用したものもあります。
電波の利用に関しては、スマートフォンなどが最もよく知られていますが、このような目指すところではないにしろ電波が有効に利用されているということがよく知られています。
そのような際によく利用されるのがicタグです。
icタグとは、外部の電波などの刺激により動作するようなものであり、大変薄い素材で作られていて様々なものに貼り付けて利用することが可能なものです。
よく知られたものとしては、電車などで利用するIC乗車券があります。
IC乗車券の場合には、このようなものが内蔵されていて、改札口で再度更新することにより乗車券としての役割を果たすことになります。
icタグには、大変近接したところで働くもののみではなく、遠隔のものについて動作するようなものも作られています。
このように動作条件が違うのは、利用する電波の周波数の違いによります。
低周波であれば遠距離まで電波が届きますし、高周波であれば近距離しか影響を与えないということになります。
IC乗車券の場合には、極めて高い周波数が利用され改札の機械外には影響を与えないようになっています。